【醸造所】バッカート醸造所はアルザスワイン街道の北部 ドーリスハイムにある。いくつかの土壌の異なる畑を付近に13ヘクタール所有する家族経営である。ナディーヌと、フランシス・バッカート夫妻が1984年から醸造を行う。現在は次女のリディが、精力的に醸造家として様々なスタイルのワインに挑戦しながら 後継者としてアルザスン伝統も守る。自然堆肥又はオーガニック栽培認定をされている植物性堆肥のみを用いる。自然の草花と共存させる自然農法。
非常にテロワールを大切にする作り手。シルヴァーナー 、 リースリング 、 オーセロワ、 ピノ・グリ 、 マスカット 、 ゲヴュルツトラミネール ピノ・ノワールなどを生産。
【土壌とワイン】土壌は砂岩と茶色の石灰質土壌、斜面は美しいアルザスの景色。スティルコフは916年にストラスブール大司教の管理畑である記録があり、ヴォージュ山脈とライン平野の間を移行する断層の土壌で標高は200-300mの斜面の畑の地区の名前で、バッカートの土壌の特徴が表現される。上品な酸味とゲヴュルツトラミナー独特の桃やライチ風味の果実香と白コショウのようなスパイシーな味わいで、このワインはややコクのある味わいのボディ感あふれるワイン。和食との相性も良く川魚料理やフライ、スパイスが効いた白い肉料理、辛味のある中国料理、更に肉じゃがのような料理にも相性が良い。