【醸造所】ジロンド河に近いドルドーニュ河の西部のサン・ヴァンサン・ド・ポール村に24ヘクタール余りの畑のあるザビエル・ランドー氏が造る。17世紀には先祖がこの地に生活。
ランドー氏の曽祖父の時代まではこの地で樽職人を率いる親方であったが、1880年ころ、フィロキセラが猛威を振るった後、ボルドーのワイン作りのスタイルや方法が変わりヴィニュロンとなり、その後祖父もヴィニュロントなった。土壌は粘土石灰質。このワインの葡萄の樹齢は15年余り。畑により樹齢は30年以上のものも多く最高は約65年。このほか白ブドウに適したイヴラック村にも10HAの畑を所有する。
【ワイン造り】 収穫後ステンレスタンク発酵後3分の一は樽熟、三分の二はステンレスタンク貯蔵により6カ月経過後にブレンドして瓶詰。樽の50%が新樽。70%は手摘みにより、草生栽培で除草剤使用無し。リュットレゾネ栽培。丁寧なマセラシオンにより繊細で切れの良い、バランスの良いワインを目指す。澱引きは卵白による。
【味わい】濃いガーネットの色合い、ヴァニラの香り、赤い果実の風味、プルーンやリコリスの香リ、タンニンはまろやかに溶け込んでおり、パワフルな味わいが 飲みやすいスタイルの赤ワインとなっている。
照り焼き、焼き肉、
肉類には幅広く合わせやすい