ボルドー市街から近いリュドン村のラバンソー氏が昔ながらの醸造設備で造るワインは自然の旨みがぎっしり詰まっています。アルコール発酵は木の発酵桶を使い、コンピュータ制御で温度管理をおこない、昔ながらの醸造設備にこだわる独自の哲学をもっています。
フランスのワイン専門学校の研修生を長期にわたり預かり、日本のソムリエの研修を引き受けたり、教育にも熱心です。醸造の基本に基づいて造られたワインの味わいは飲心地のよさが特長です。
ここで生徒たちが学ぶのは、昔ながらの「手作りワイン法であります」
4ヘクタールの畑では、手摘み収穫研修が行われ、腰を曲げての収穫作業、熟した葡萄だけを収穫する作業を体験する。
除梗破砕は近代マシンをしようせず、基盤のような網の台上に、葡萄を房のまま乗せ、手で転がすと、果粒のみこの網の目を落ち、梗と分類するこができる。この作業は現代では貴重な体験だ。
こうして良果のみを、発酵させるのだが、発酵タンクも900ヘクトの大樽だ。なにもかもワイン造りを目指す学生には目新しく、でも知らなくてはならない醸造方法。
そして発酵が終了したワインは225リットルの小樽に移され、20ヶ月の熟成にはいる。もちろん瓶詰めも全て手職人の技が光ります。
樽の香りはエレガントでありながら果実味高い味わいです。