ドイツ南部のファルツ地方のシャルドネ種のアイスワインは、しっかりした酸味と清涼な甘さで存在感のあるワインです。
熟した葡萄が凍って零下8度以下の早朝に摘み取られて作られた貴重なワインです。アイスワインは毎年同じ地区、同じ畑から生産されるとは限らないワインにとっての天候のめぐみがもたらしてくれる産物です。飲んでいっそう幸せに感じるワインがアイスワインです。
何年かの保存熟成によりコクとまろみが増してきます。
『シャルドネ』がドイツワイン法によってリースリングのように単一葡萄品種として名のれるようになったのは1989年からです。
もちろん以前から栽培されていたであろうシャルドネですが、ワイサーブルグンダーと一緒にあるいは混同されてしまっていたりしていた時期もあるともいわれています。今日ドイツのシャルドネの作付けはファルツはもとよりラインガウにまで及びます。
距離的にアルザスやシャンパーニュに近い、南部ドイツのファルツ地方で濃厚でエレガントな味わいのシャルドネワインが造られています。
アロイシウスホーフ醸造所はキーファー家によって経営されドイツ南部ファルツ地方のドイツワイン街道沿いのザンクト・マルティンに19世紀に設立されました。このシャルドネも醸造責任者のベルンハルト・キーファー氏の自信作です。キーファー家のワインは毎年州やDLG(ドイツ全土の農業品評会)により各章を受賞しております。